ピーク・ワイド・スタンド・マイクロスコーブ
20× 2034-20
40× 2034-40
60× 2034-60
100× 2034-100
150× 2034-150
200× 2034-200
300× 2034-300

ピーク・ワイド・スタンド・マイクロスコープはピーク・スタンド・マイクロスコープ同様小型軽量に設計されたシンプルな計測顕微鏡ですが、その視野が従来のものよりワイドになっているのが特徴です。使用方法は、たいへん容易で、被検物の微細な形状や輪郭などを大きく観察できるばかりでなく、接眼レンズに組み込まれたスケールを利用して長さの測定や寸法の比較測定をすることができます。
 焦点の調節には従来の直進ヘリコイド方式(2034シリーズ)と、新たにラックピニオン方式(2054シリーズ)が加わりました。また光学系には正立像タイプ(末尾にEIM=ERECT IMAGE WITH MEASURE)も加わりました。これらの中から選択することにより作業効率の向上がはかられます。
この実用的な顕微鏡は、一般観察用としてはもとより、精密加工における精度向上や、検査工程での品質の均一化に必ずやお役にたつことと思います。仕様につきましては別表をご覧ください。

 光学系の構成
 光学系は対物レンズと接眼レンズの2つの部分からなり、すべてのレンズ面にコーテイングが施されていますので、明るくコントラストの良い像が得られます。
対物レンズは、2×、4×、6×、10×、15×、20×、30×、の7種類があります。
接眼レンズの倍率は10×で、その焦点面上にはスケールが組み込まれています。
焦点面がレンズ系の内部にあるハイゲンス・タイプてあるため、スケール面が挨やごみで汚れる心配はありません。接眼レンズ系のうち眼に近いレンズは調節輪によって移動しますので、使用者の視度に応じてスケール面のピント合わせが行えます。
スケールは対物ンズの倍率に応じた目盛り寸法があり、用途に応じた4種類のデザインあります。
総合倍率は対物レンズと接眼レンズの倍率を掛け合わせた値、つまり 20×、40×、60×、100×、150×.200×、300×の7種類となります。2054シリ−ズのうち、鏡筒内にプリズムを組み込んだ正立像タイプには、4種類の倍率20×、40×、60×、100×を用意いたしました。

鏡基の構造
ワイドスタンドマィクロスコープの本体を大別すると直進へリコイド方式(2034)、ラックピニオン方式(2054)さらに鏡筒内にプリズムを組み込んだラックピニオン方式(2054 EIM)の3つに分けることができます。
鏡筒の先端部に対物レンズを取り付け、他端には接眼レンズを差し込みます。両端までの長さ(機械的鏡筒長)は120o、正立像タイプは105.9oです。なを、ラックピニオン方式(2054)の袴部にはアルミダイカスト製を採用いたしました。また、いずれもペンライトが付属し、被検物を明るく照らすことができます。

使用法
まず、ペンライトのスイッチを入れて光線が被検物にあたるように照明を調整します。次に接眼レンズの調整輪を回してスケールがはっきり見えるようにします。あとはピントを合わせ、前後左右に移動して、被検物の必要な部分が視野内に入るようにします。もしピントが外れた場合には、再度リングを微調整してピント合わせをやり直してください。
付属の目当てゴムは余分な光線をカットして観察を容易にします。メガネを着用の方は目当てゴムの外周を押さえて下向きにし、アイボイントを調整してください。

ぺンライトの使用法
ペンライトの乳白色の部分を左に回してはずし、単3乾電池2本をプラス(+)を上にしていれます。ホルダーにペンライトを差し込みクリップの上の黒色樹脂を回してスイッチをいれます。
光線が被検物に最もよく当たるように調整してください。
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